ヒューマンインターフェース

授業コード 受講区分 学科 授業期間 履修年次 単位 担当者
283101   情報メディア学科 後期 3 2 松本 寿一

授業の主題(テーマ)
情報を利用する際に使われるインタフェースに気付き、具体的な体験を伴って考える。

授業の目標(講義概要)
 情報化社会では、情報を駆使する力が状況を左右します。その際、私たちは気にすることなく「インタフェース」を介して情報を操っています。良いインタフェースでは楽に利用できますが、悪いインタフェースでは気分を害したり操作を誤ったりするものです。
 この講義では、インタフェースを意識して気がつかなかった「問題」を知り、それに対する解決策を模索することで、情報をより積極的に扱えるようになることを目的とします。

授業計画
1)インタフェースの基礎知識1: インタフェースの歴史から理論まで、基礎的な内容を知ります。
2)インタフェースの基礎知識2: 人の情報処理とインタフェースの仕組みを知ります。
3)インタフェースの評価方法: インタフェースを評価する方法について知ります。
4)インタフェース設計の初歩: Excelのマクロを用いて、インタフェースを設計してみます。
5)キーボード操作のデザイン: キー操作に関するインタフェースの設計してみます。
6)キーボード操作の評価: 自分でデザインしたインタフェースの評価をします。
7)キーボード操作の発表: 自分でデザインしたインタフェースについて発表します。
8)マウス操作のデザイン: マウス操作に関するインタフェースの設計してみます。
9)マウス操作の評価: 自分でデザインしたインタフェースの評価をします。
10)マウス操作の発表: 自分でデザインしたインタフェースについて発表します。
11)ウェブデザインの変遷: 最も情報量が多いウェブにおけるインタフェースのデザインについて考えます。
12)ウェブデザインの調査: 現状のデザインについて調査し、問題点や改善点を考えます。
13)ウェブデザインの発表: 調査した内容から得られたことについて、発表します。

評価方法
2回行われる発表の内容を評価します。

テキスト
 

備考
参考文献
1)認知的インタフェース 海保博之 新曜社 1600円
2)誰のためのデザイン? D.A.ノーマン 新曜社 3300円
3)エモーショナル・デザイン D.A.ノーマン 新曜社 2900円
4)ユーザビリティテスティング  黒須正明 共立出版 3300円